新幹線に自転車を乗せて京都へ
ロードバイクを買って一ヵ月半ほど経った2013年の9月、自転車を持って京都にいる友人を訪ねることに。
そこで自転車を袋に入れて新幹線に乗せるという、初めての輪行に挑戦。
まずは輪行袋を購入し、自転車を入れてみた。
まず自転車をさかさまにし、
前輪をはずす。
ぱすっ。
後輪はチェーンがあるので最初はてこずったけれど、ディレイラーをちょっと押すような感じでチェーンにたるみを作るとわりと簡単に取れた。
後輪をはずすときはほぼ間違いなくチェーンの油で手が汚れるので、軍手などしたほうがよいかも。
これで両輪がはずれた。
ここで登場するのが、輪行袋についてきたこのふたつの金具。
右側の金具を前輪をはずした場所につけ、左側の金具を後輪をはずした場所につける。
まずは前輪部分にこのように。フォークが歪んだりしないように、ということか。
後輪部分はこのように。
ここで輪行袋を広げる。どの袋にも書いてあるのかわからないが、買った袋にはこのようにサドルと後輪部分の金具を乗せる位置が記されていた。
その通りに乗せてみる。サドルの尻の部分と、後輪にはめた金具を設置させて立たせる、といった形。
外していた2つのタイヤをバンドでフレームに固定する。
するとこのような形に。
あとは肩かけ用のひもをつけて、袋を持ち上げ、
できあがり。両輪をはずしたとはいえ、やはりけっこう大きくはなる。
やり方はわかってしまえばシンプルなのだが、最初はちょっととまどった。YouTubeなどに収納を解説してくれている方たちがいて、そうした動画をかなり参考にさせてもらった。
最初なので30分くらいかかったが、慣れてしまえば10分くらいでできるのではないかと思う。
ともあれ、これで電車に自転車を乗せられることに。
~翌日~
電車を乗りついで新横浜まで行き、京都までの新幹線の切符を購入。
自転車があるんですが…といったところ、じゃあ車両の最後尾の席があいているのでそこにしますねと言ってくれた。
このような感じに。
新幹線の車両の一番後ろは連結部との間にちょっとしたスペースがあるため、大きな荷物も置くことができる。自転車もばっちり収納。
実際どうなることかと思ったけど、これで京都まで気を使うことなく行けると一安心。しかし混雑しているときなどはどうにも積めないこともあるような気がする。友人が輪行したときは、こうした場所が空いていなかったので自転車と一緒にずっと連結部に座っていたと言っていたから、そのときの運というのもありそうだ。
無事、京都に到着。
自転車と一緒にやってきた京都。なんだか新鮮で気持ちが盛り上がる。
駅の入口で自転車を組み立てる。
そして京都の街へ。
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クリス・フルームの自伝
最近クリス・フルームの「The Climb」という本を読んでいる。
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(続き↓)
Ride 03: 多摩川サイクリングロード ~ 奥多摩湖 ~ 相模湖
日時: 2013年8月21日
ルート: 百合ヶ丘 ~ 多摩川サイクリングロード(矢野口~立川)~ 奥多摩湖 ~ 鶴峠 ~ 相模湖 ~ 橋本 ~ 百合ヶ丘
距離: 約153km
道の楽しさ: A-
<ルート雑感>
奥多摩を目指してみようと出発して多摩川サイクリングロードを上流へ。この日は立川付近で国道に出て、そこからはずっと車道を走った。奥多摩までの国道は車も多い区間もあるが、道幅のゆとりは全体的にまあまあ。青梅を抜けたあたりからは道が狭くなるが、車も減るため、むしろストレスの少ない感じになった。
一番走っていて気持ちよかったのが奥多摩湖の周り。天気の具合もよく、平日だったせいか車も少なく、とてもよかった。一番キツかったのは相模湖に抜ける途中にあった鶴峠。
朝7:30に家を出発し、矢野口から多摩川のサイクリングロードへ。
ひたすら上流に向かってさかのぼる。
天気は薄曇り。平日の朝ということもあって、サイクリングロードも人はまばら。
立川付近のこの場所でサイクリングロードが終了。本当はこの数百メートル先から復活していて、羽村のほうまで続いているのだけれど、この時はそのことを知らなかったため、ここからは国道を走っていった。
快適なサイクリングロードから、車のひしめく国道へ。
青梅マラソンスタート地点。随分前に一度出場したことが。
とにかく奥多摩街道に沿ってひたすら進む。
青梅を過ぎたあたりから道が登りに。
とはいえ、傾斜はそれほどきつくなく、坂の間に平地区間も混ざるので、そこまでしんどい道というわけではなかった。
御岳に到着。ここまでくれば奥多摩もそう遠くない。
何かイベントが予定されていた模様。
標高も少しずつ上がり、少し涼しくなってきたようにも。
トンネルを抜けて
ちょっと進むと奥多摩駅に到着。
時間は12時28分。家を出てから5時間くらい。
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東京都とは思えないほど自然豊かな奥多摩。
さらに先にある奥多摩湖を目指してみる。
奥多摩駅から奥多摩湖までが実は結構登り。勾配もそれまでに比べるとややきつめ。
奥多摩湖に到着。
湖の周りはこうした休憩場所などがちょろっとあるだけで、わりと何もない感じ。お店も一軒も見当たらず、ここで昼食を食べるか調達しようと思っていた自分は、完全に当てがはずれることに。
体力的には余裕があったので、ここから南方にある相模湖に抜けて帰ってみることに。
空が晴れ始め、湖が太陽の光で輝き始める。人工のダム湖であることなど忘れさせる美しさ。たとえはじめは人の手で作られた自然であろうと、それはどこかの時点でもう本当の自然となるのだ。
…なんてことが頭をよぎる。
この湖沿いの道は、この日走っていて一番気持ちがよかった区間となった。
東京都から山梨県へ。
さらに山の奥に来たような感覚。
それにしても、
奥多摩駅以降、食べ物を買える場所が全然ないのは想定外だった。
このあたりから段々空腹が激しくなる。
湖から離れ、さらに国道からわき道にそれて南に向かう。
このあたりの道は普段から車もあまり通らないようで、道も荒れていた。しかもここから登りが始まる。
なぜか自分は奥多摩から相模湖までは下り基調で、一気にぴゃーっと行けるだろうと思い込んでいた。ところがどっこい、奥多摩湖と相模湖の間には「鶴峠」という、結構な勾配の峠越えが待っていたのだった。
しかも店はおろか自動販売機すらない環境の中で、自分は奥多摩湖での昼食を期待して大分前から食べ物を摂取しておらず、飲み物も水筒の4分の1程度しか残っていないという致命的なミスを犯す。
補給食すら持ってなかったのだから、自転車乗りの方々から怒られそうだけど、この日はそれでほんとにひどい思いをしたので、以降補給食や水分の携帯には気をつけるようになった。
エネルギー切れの自分の前に立ちはだかった鶴峠の登り。
つづらよりも、むしろこういう直線の登りがキツイ。
いつ終わるんだろうと思いながらひーひー登っていく。
そしてついに見えたッ…峠の頂点が。
偶然だけど、Wikipediaに使われてる写真と自分が撮った写真がアングル的にそっくりだった。
鶴峠 (山梨県) - Wikipedia
標高870mなのでそこまで高いというわけではないかもしれないけれど、この登りはほんとにしんどかった。勾配も結構きつかった気がするのだけれど、それはエネルギー切れだったからなのか、それとも元気なときでもやはりきつかったのか、そのうちもう一回トライしてみたい気もする。
ルートラボの高低グラフだとこんな感じ。
65km地点から75km地点くらいまでのフラットな区間が奥多摩湖の周辺で、その先にぴょこっと突き出ているところが鶴峠。
そしてここからはついに下り! 少し登りもあったけど、鶴峠から上野原まではほぼ下りかフラット基調だった印象。
頭の中にあるのは上野原または相模湖で何を食べるか、ということだけ。
と思っていたら山間の集落でこんな店を見つけ、
吸い込まれるように入ってそばを注文。
こんなうまいメシを食べたのはいつ以来か、思い出せないほどおいしかった。
食物のありがたみ。しみじみ。
元気になった身体で山を下りると、そこは上野原の町。
そこからは国道沿いに家を目指して東へ。相模湖までもあと6km。
しかしここで突如豪雨が降り出す。ラーメン屋に入って時間潰したりしたものの、なかなか止まないので、結局雨の中走っていくことに。
ということでこのあとは写真がほとんど撮れていない。
このあとは津久井湖を通って橋本を抜け、あとはひたすらペダルをこぎ
ルートラボ地図:
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Ride 02: 城ヶ島へ (百合ヶ丘~鎌倉~城ヶ島)
日時: 2013年8月3日
ルート: 百合ヶ丘 ~ 東戸塚 ~ 鎌倉 ~ 葉山 ~ 城ヶ島
距離: 片道約74km
道の楽しさ: B(三浦半島部分だけならB+)
<ルート雑感>
三浦半島西岸沿いの道は思ったより走りやすくて楽しめたものの、自宅から鎌倉までの道は結構ストレスのたまるルート。でも城ヶ島は目的地としてはよく、海鮮丼もおいしく、達成感もあった。
ロードバイクを購入して2回目の本格的なライドがこの城ヶ島行き。
この日は東戸塚に住む友人と、とりあえず鎌倉を目指してみようというノリでスタートし、結果的に城ヶ島まで行くことになった。
まずは自宅から世田谷通り沿いを西に走り、新百合ヶ丘へ。
新百合の駅の先で左折し、大谷などを抜けて上麻生道路へ。
市ヶ尾や鴨居などを抜け、東戸塚で友人と合流。
そこから南下して鎌倉に出る。
このあたりの道は、まあ市街地と住宅地の混合といった感じ。坂もちょいちょい。
海に出てからは、海沿いか海に近い道を通って三浦半島を南下。
途中、葉山の海水浴場でコーラを飲んだり。夏にこうした海水浴場などに来ると、自分の知らないところで人々はこうして毎年夏を謳歌しているのだなあと思ったり。
ちなみに一緒に行った友人はドッペルギャンガーのシングルギア。坂とかキツかったと思う。
さらに半島を南下し、
三浦半島南端の三崎に到着。
ここから橋を使って城ヶ島に渡る。
城ヶ島~
橋を渡っただけなのに、雰囲気が変わってのんびりしたいい感じ。
ああ、ここは島なのだと思う。
お勧めはこの「味の中村屋」という店。
というより他の店には入ったことがないのでここしか知らないのだけど、とにかくここは美味しかった。店の雰囲気もフランクな感じでよかった。
とにかく絶品だった海鮮丼。
食事のあとは島の裏側を散策。
城ヶ島、わりと近いところにあるのに、なんだかちょっとした別世界な感じもあり、島の気分が味わえるいい場所だった。
この後家まで帰り、結局この日のサイクルコンピューターの計測距離は 148.16 km、走行時間は7時間43分。
前回の多摩川は 60 kmほどだったのでそうでもなかったけれど、この日はさすがにクタクタに。
特に帰りの戸塚~百合ヶ丘間はすでに夜だったので、大通りを車にまみれ、さらに間違えて保土ヶ谷バイパスに乗ってしまい一区間疾走する羽目になるなど…精神的な疲れもなかなかのものだった。
横浜や鎌倉方面に出れるもう少しいいルートはないのかなと思うのだけれど、なかなか見つからない。
ルートラボ地図:
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Ride 01: 多摩川サイクリングロードを走って海を目指す (小田急線登戸~浮島町公園)
日時: 2013年7月20日
ルート: 多摩川サイクリングロード(登戸から下流方面)~ 浮島町公園
距離: 片道約29km
道の楽しさ: B
<ルート雑感>
行程の80%くらいはサイクリングロードだったので全体的には快適。ただサイクリングロードが切れた後半の海近くの国道はトラックも多く、ちょっと疲れる感じ。
ロードバイクを買った次の日に行った初ライドがこれだった。
一体自分はどれだけ走れるのか。
ロードバイクとはどんだけ走るものなのか。
よくわからないまま、とにかく神奈川のサイクリストの聖地とも言われる多摩川サイクリングロードを海方面へ走ることに。疲れた時点で折り返して帰ってこよう、というような気分で。
結果的に海まで到達し、往復で60kmほどのライドとなり、ロードバイクってすげーやってことになった。
多摩川は神奈川側と東京側の両方にこのようなサイクリングロードがあるのだが、この日はずっと神奈川側を走った。
道幅はだいたいこれくらいの道が続き、ジョガーや散歩している人もいるので、人が多いときなどは多少気を使う場所でもある。
この日は自宅から一番早く出れる多摩川ということで登戸出発となったが、サイクリングロード自体は上流方面にも延びていて、上流方面は(立川近くで数百メートル切れる場所があるものの)羽村のあたりまで行くことができる。
(左上にある羽村市から右下の羽田空港の近くまで、多摩川サイクリングロードは延びている)
ともあれ、この日は登戸から海に向かって走った。
途中には時々このようなダートっぽい道も。
初めてのロードバイクは、ウン進むぞ、進むぞ、という感じ。
買った次の日なので当然ながら新しい感じ。
変わらない河川敷の光景。
川崎が近くなってくると、ちょいちょいサイクリングロードが途切れて車道を走ることも。
川崎を過ぎたあたりでサイクリングロードに復帰。大分海が近そうな雰囲気。
前方左に羽田空港があるので、飛行機がたくさん上空を飛んでいる。
そしてこのような道をしばらく走っていくと…
このような形で唐突に道が終わっていた。これが神奈川側のサイクリングロードの下流方面の終点のよう。
長いサイクリングロードの終点としては、なんだか非常に殺風景な印象。
対岸は羽田空港。
ゴールとするにはなんだか寂しい場所だったので、地図を見てもう少し先のところにある浮島町公園というところまで行ってみることに。
23km地点の先が今いるサイクリングロードの終点。
ここから少し引き返して29km地点にある浮島町公園へ。
ただこの浮島町公園に至る道はトラックがひしめいていて、あまり走ってて楽しい道ではなかった。
少し走って浮島町公園に到着。飛行機がデカイ。
どうやらここは飛行機を見るスポットとしてそこそこ有名だったらしく、大きなカメラを持った人たちがいっぱいいた。
ゴール地点として悪くない場所だと思ったので、ここを折り返し地点とすることに。
多摩川のサイクリングロードを今度はさかのぼって登戸まで。
夕暮れ時の河原はどこか平和な雰囲気。
ちょうど夕暮れの時間帯に登戸到着。
和泉多摩川近くのミニストップでお疲れアイス。
こうしてロードバイク初ライドは終了。
往復で約60km。ママチャリを乗り回していた頃は60km乗ったら相当頑張った感があったけれど、そこまでしんどい思いをすることもなく走れたという感じだった(疲れたことは疲れた)。
自転車が変わると変わるのだな、と実感した日だった。
乗っている自転車
自分の乗っている自転車。
Raleigh というメーカーのロードバイクで、2013年の7月に購入。人生で初めて買ったロードバイク。
フレームがクロモリ(鉄)なのでロードバイクにしては重く、重量は10kg弱ぐらい。値段はたしか9万8000円とかそれくらいだったように思う。ロードバイクとしては一番安い、いわゆるエントリーモデルというやつだろうか。
コンポーネントは105とティアグラの構成。
ただ重かろうが安かろうが、僕はこの Raleigh のデザインが好きで、とにかくこれしかない、という感じだった。当時はこまかいスペックもよくわからなかったというのもあるのだけれど。
以前に Raleigh のマウンテンバイクに乗っていて、それを盗まれてひどく悲しい思いをしたこともあったので、また Raleigh に乗りたいという気持ちもあった。
その後坂の多いイベントなどにも出るようになって、カーボンとか軽いフレームだとやっぱり楽なのかなあと思ったりもするけれど、やっぱりこの自転車が気にいっているので、この先もこれに乗っていくのではないかと思う。
(2014年10月下旬に出場した志賀高原ロングライドにて)
Bike & Run
主にサイクリングとランニングについて書こうと思います。
特に自転車はいろいろよいサイクリングコースがないか探していて、乗りにいくとよく写真を撮っているので、それらの写真と地図を合わせて、いろんな道の雰囲気を伝えられるような構成にできればよいなと思います。
神奈川在住なので、その周辺でうろうろ走ることが多いです。