Ride 08: ヤビツ峠サイクリング
日時: 2014年8月21日
ルート: 百合ヶ丘 ~ 秦野 ~ ヤビツ峠 ~ 宮ヶ瀬 ~ 百合ヶ丘
距離: 約117km
<ルート概要>
ヒルクライムのトレーニングコースとしてサイクリストの間で有名な「ヤビツ峠」まで、自宅から自走。
すでに車が多い。津久井道は道が狭くて車が多いので極力走りたくない道なのだが、町田方面に行くとなるとやはりこの道になってしまう。
鶴川の先で津久井道から鶴川街道へと折れ、
町田を通過。
この時点で8時前。
途中住宅街に迷い込んだりしながらも、
東林間に到着。行きのルートは基本的に小田急線につかず離れずといった感じ。
東林間を抜けたあたりからようやく道が走りやすくなってきた。
前方右手に大山が見える。今日目指すヤビツ峠はその向こう側。
ローソンで朝食兼コーヒーブレイク。この日はとても暑く、気温も35度くらいまで上がった。アイスコーヒーがうまい。
ヤビツ峠に行くには国道246を使うのが一番シンプルで速いのだが、246は自転車で走るにはとにかく嫌な道なので、可能な限り使わないルートを模索した。
本厚木の先からは東名高速を左手に沿うような形で走ったが、この道が車も少なく静かでとても走りやすかった。
左手は東名高速。
高速沿いの静かな道をしばらく走り、鶴巻温泉近くで246に合流。ここから秦野までは246を使うしかなさそうだった。
246は予想通り楽しい道ではなかったが、大分距離を稼いだおかげですぐに秦野に着くことができた。
看板にヤビツ峠の文字が。ついに来たーと心中うなる。
246とヤビツ峠へ至る道が交叉する「名古木」という交差点。
ヤビツ峠はサイクリストたちが頂上までの登坂タイムを競う場所としても知られていて、その場合この名古木の交差点をスタート地点とする人が多いらしい。
<名古木からヤビツ峠の頂点までの距離は約12km。標高にして660mほどを登る>
交差点の先にあったコンビニで休憩したのち、峠道に挑む。
住宅街からすでに登りが始まった。
結構勾配がある。
ほどなくして山道へ。
初めてで距離感がわからないのでゆっくり登っていった。そのせいもあってか、全体的な勾配はそこまできついものには感じなかった。
ただ人気スポットらしく、登っている最中はサイクリストやランナーなどとしばしばすれ違った。車はそれほど通っていなかったので、汗をしたたらせながらひと踏みひと踏みゆっくり登っていく。
途中こんな展望台もあった。
さらに登っていくと、
ヤビツ峠の頂点に到着。
マイペースで行ったので無難に登りきったという感じ。しかし気温35度くらいの暑さだったので大量に汗をかいた。うろ覚えだけれど時間は確か50分くらいかかったように思う。速いひとは30分くらいで登ってしまうらしい。
汗だくの状態で自販機でジュースを買い、石段に腰を下ろ
しばらくするともうひとり大柄な西洋人が登ってきて
しばし休んだのち、今度は登ってきた方(秦野側)とは反対方向(宮ヶ瀬側)に下りていった。
宮ヶ瀬側は風景がきれいだった。
宮ヶ瀬湖。
見下ろすと、使われなくなった道が見えた。
ダムの作成によって宮ヶ瀬湖ができたのは1998年。そ
宮ヶ瀬湖の湖畔にあった公園。売店などもあり、ちょっとした賑わいがあった。
昼も過ぎてすっかり腹が減っていたので、ここで昼食を取
夏なのだ。
湖に沈んだ集落への思いが刻まれた碑が立っていた。
公園内は猫がたくさん。
公園内で大分のんびりしてしまった。
そろそろ家の方向に向かうことにする。
橋本駅に到着。
橋本の住宅街を走っている間に日が暮れてきた。
このあたりで走行距離が100キロ。
さらに少しこぎ、京王線の多摩境駅近くにあるスターバックスに到着。普段からたまに来る場所で、テラスが
ここまでくれば半分地元のようなもの。燃焼感と安心感に
この後、尾根幹道路を走り、夜8時頃に家に到着。
(走り終えて)
心地よい燃焼感のあるライドだった。ヤビツまでの道は246をいかにかわすか、というのが課題で、走りながらなんとなく選んでいったルートだったが、結果的に悪くはないルートだったように思う。走っていていまいちだった区間は最初の津久井道で、よかった区間は厚木の先から246合流までの東名高速道路沿いの道。
ヤビツ~宮ヶ瀬あたりはとてもよかった。車もそれほど多くないし、宮ヶ瀬のあたりは景色もいい。もう少しヤビツへのアクセスが快適にできれば、何度も行きたい場所だと思った。
陣馬山トレイルレース(2015年11月8日)
11月8日に開催されたトレイルランイベント「陣馬山トレイルレース」に参加してきました。
神奈川県・山梨県東部トレイルラン連絡協議会オフィシャルサイト:第15回 陣馬山トレイルレース
舗装道路を走るランニングイベントはいくつか出場したことがあるものの、トレイルを走るイベントはこれが初。なのでペース配分や、山道を走ることによる脚への負荷など、想像がつかないことが多かったので、とりあえずトレラン初心者にもお勧めと書かれていた「陣馬山トレイルレース」に出てみることに。
(エントリーしたら送られてきた地図)
距離は23.5kmと、トレランにしては短いほう。
事前のトレーニングは… ヒザの調子があまりよくなかったこともあり大してできず。
<10月のトレーニング>
走った日:3日 総距離:19.6km
自転車に乗った日:5日 総距離:248km
と、練習不足は否めない内容。11月に入ってからはこの8日のイベントまでなにもしませんでした。
自転車のほうがヒザへの負担が少ない気がしたので、上り坂を極力ダンシングで登るようにしたりと、効果があるんだかないんだかわからないことをたまにやりつつ、この日を迎えることに。
コースは相模湖の北側にある山中で、最寄の駅はJR中央線の藤野駅。
手作り感のにじみ出るような小規模なイベントを勝手に想像していたら、どうやら結構長く続いている伝統あるイベントのようで、スタート・ゴール地点には出店なども結構出ていて、運営などもしっかりしている印象。
参加者も300人くらいかな?と思っていたら1200人もいてびっくり(自分がちゃんと調べていなかっただけなのですが)。
当日の天候は雨でした。
弱まることはあるものの、しとしと、さあさあ、と確実に降り続けており、「足元がぬかるんで危ないので、ムリな追い抜きなどは控えるように」との注意がスタート前にされる。
自分はトレラン初めてなので、ペースもまったくわからないし、とりあえず後ろからついて様子を見ようと最後尾からスタート。
まずはこの青線の区間を走る(地図は公式サイトのものです)。
自分の中で「A区画」と名づけ、一番のポイントになるのではないかと思っていたスタートから陣馬山山頂までの登り。
事前に地図を見た際に、この最初の登りが一番傾斜がきつそうだと思ったので、この登りをはたしてどういうペースで行くべきだろうかと思っていました。
あんまり傾斜がきついようだったら、ここは開き直って歩き、その後の下りと後半の登りに足を使うべきか…
などといろいろ考えていたものの、結果的にこのA区画の大部分は歩くことになりました。それはやはり傾斜がそれなりにきつかったからというのもあるのですが、そもそも道が人で渋滞してあまり走ることができなかったからです。
1200人の参加者がそれなりの勾配の登山道に突っ込むわけなので、そりゃ渋滞もするよなあという感じです。道は追い抜きがまったくできないわけではないものの、スタート直後で人が固まっているのと、道がぬかるんでいるということもあり、ほとんどの人は前の人に合わせて黙々と進んでいく、といった状況。
それにみんなちょっとした傾斜になるとわりとすぐ歩く(先頭のほうにいた人たちは、きっとそうではなかったと思いますが)。なので最初の登りでツワモノトレランナーたちに置いてきぼりにされるのでは?などと想像もしていた自分はやや拍子抜けすると同時に安心。
こうした展開は最後尾からのスタートを選んだことも関係しているかと思いますが、自分も自信があったわけではないので、むしろじっくりウォームアップができていいやと、前の人について焦らず登っていくことに。
<服装&装備>
・Tシャツ&短パン
・Nikeのランニングシューズ(クッションありの普通のシューズ)
・自転車用のウィンドブレーカー(登りは暑いので脱いで、下る際に着る感じとなった。状況によっては結構冷えるので上着はあってよかったと感じた)
・リュック(トレラン用とかでなく、家にあった普通の小さなリュック)
・500mmのポカリスウェット1本 >給水があったこともあり、半分ほどだけ消費
・小さなスニッカーズ2つ >二つ目の登りの途中に1個消費
・水なしで飲めるVAAMの粉末1本 >二つ目の登りの前に消費
・ウィダーインゼリー的なもの1つ >二つ目の登りの途中に消費
<携帯した水分について>
飲み物はポカリと水と500mmを1本ずつ買っていったが、雨が降っているという状況を見て、スタート直前にポカリ1本で行くことに。最初の登りは歩きながらも結構汗をかいたので失敗したかなと思ったものの、結果的にのどの渇きは給水(2箇所)でほとんどカバーできた。ただいろんな状況に備えてやはり2本くらいは持っておいたほうが安心かなと思った。
<エイドステーションについて>
トレランは補給食や飲み物など必要なものはリュックなどを使って携行するイメージ があったが、この陣馬山では結果的 に2箇所小さなエイドステーションが設けられており、第一エイド(11.92km)では水とバナナ、第二エイド(19.19km)では水の補給をすることができた(スポーツドリンクなどはなし)。
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徒歩の中にたまにランが混ざりつつ、やがて陣馬山の山頂(857m)に到着。
見晴らしのよい場所で、晴れていればかなりよい景色が見れるのではないかという場所でした。山頂は吹きさらしなので体感温度が一気に下がり、脱いでいたウィンドブレーカーを再び着込む。
ちなみにここでスタートから約7kmなのですが、この7kmを進むのに確か1時間半くらいかかりました。タイム制限は4時間半なので、時計を見てこのペースで大丈夫かなと思った記憶があります。
そしてここから第一エイドまで一気に下り。
相変わらず人は多いものの、徐々にばらけ始めてはいました。また下りで全体的にスピードも出ているのでこれ以降は渋滞することもなかったです。
登りは足をそれほど使わなかったので、調子に乗って下りを飛ばしていたら、後半でももの筋肉が疲労し始めました。考えてみれば5km近くの距離をひたすら走って下るという経験は初めてかもしれず、気づいたら結構脚にきていて、これは実は下りのほうが曲者かも…と思い始めました。そしてこのままだとマズイかも、速度落とすかな、と思い始めた頃に下りが終わり、第一エイドに到着。
エイドで水とバナナをもらい、ちょっと休憩。
下りが思ったより脚に来たので、ペースを仕切りなおし、ゆっくりと二つ目の登りへ。
この二つ目の登り区間はアスファルト区間となり、車が走れるような山道を登っていくこととなります。よって道の幅は広く、追い抜きも気兼ねなくできます。よってタイムの向上を目指すのであれば、ここが一番差をつけやすい(=勝負所)区間なのではないかと思いました。
地図で見ても傾斜はやや緩めに見えたので、ここは走り抜ける区間かなと想像していたのですが、周りを見ると歩いている人のほうが圧倒的に多かったです。結果的に自分は走り70%、歩き30%くらいの割合で通過し、走りを混ぜたことで結構人を抜くこととなりました。
2つ目の登りが終わったところに給水所があり、あとはゴールまで下るだけ。
下りで消耗した筋肉は登りでは大して使われなかったのか、この時点で脚はまだ結構元気があるように感じました。
この最後の区間、山道なので道は基本的に狭かったのですが、時々、前を走る人が道の脇にずれて脚をのばしたり、休んだりすることがあり、その度に追い抜いていくこととなりました。大分人もばらけているので、たまに1人追い抜いたあとにしばらく先に誰もいないことがあり、そうして山道を1人で駆けているという瞬間というのはなんとも気持ちがいいものでした。もっと距離の長いトレイルレースではこうした感覚がもっと頻繁に味わえるのかな、と想像し、また出てみたいという気持ちが生まれたように思います。
ある時から自分の前を走るようになったおじいさんがなかなか速くて、抜きたいんだが微妙に抜けない感じでぴったり後ろについて走っていたら、ふいに山道が終わり「残り1kmでーす!」とのスタッフの人の声が。
あれ、もう終わりなのか、ならダッシュだと、アスファルトになった道を速度を上げて走っていくと、ゴールテープ寸前で両ふくらはぎがビクビクッと動いてつりそうに。こんな人が集まってるところでつりたくない、と、スピードを抑えてなんとかゴール。やはりなんだかんだ脚にきていたようです。
ゴールタイムは3時間40分くらい。順位は1200人中の800番くらいでした。
今年走ったハーフマラソンのタイムが1時間40分くらいだったので、2時間くらい遅いことに(まあ比較するものでもないのでしょうが)。
山道が終わったときは余力を残してしまったかなと思ったけれど、ゴール後は気を抜くと脚がつりそうになる状態がしばらく治まらなかったから、今の自分のコンディションではこのへんが限界だったかもしれません。
ゴールした参加者全員にはすいとんが振舞われ、これがものすごく美味しかった。
初めて参加したトレイルレース、想像していた以上に面白かったです。トレランにはちょっと説明し難い魅力があるように感じました。
山は歩いて登る場所だろう、みたいな気持ち、どっかであったんですが、走ることによってエンドルフィンが出るせいなのか、周囲の空気と乱暴ながらもダイナミックに一体化するような爽快感があり、トレランにはまる人の気持ちというのが少しわかったような気がしました。
Ride 07: 山中湖サイクリング
日時: 2014年6月3日
ルート: 百合ヶ丘 ~ 尾根幹線道路 ~ 橋本 ~ 津久井湖 ~ 道志みち ~ 山中湖 ~ 山中湖一周
距離: 片道約89km(総走行距離約166km)
道の楽しさ: A-
<ルート雑感>
走りにくい世田谷通りは避け、「尾根幹」を使って橋本へ。やや回り道になるが、走りは比較的快適。
橋本~津久井湖間は結構ゴチャゴチャしていて、多少走りにくさもある。
「道志みち」に入るとストレスが大分減る。車もそこまで多くなく、山と川を見ながら気持ちのよい空気の中で走ることができる。
山中湖の周りの道はまあまあ。サイクリングロードは路面状況があまりよくなく、距離も短いので、大部分は車道を車と一緒に走る形。天気がよくて富士山が見えればまた印象は変わるかもしれない。
・まず橋本などの街を抜けつつ、神奈川西部にある津久井湖へ。
・そしてこの津久井湖の先からは「道志みち」という山間を走る一本の道が山中湖まで(50kmくらい)延びているので、ひたすらこれを走る。
・山中湖は標高1000メートルくらいのところにあるので、道志みちは基本的に登りとなるが、800mくらいを50kmかけて登るので(最後の峠をのぞけば)勾配はそこまでひどくない。
・山中湖についてからは湖の周りを一周
朝に家を出発し、尾根幹線道路を走って西に向かい、橋本駅へ。
ここから西に少し行ったところにある津久井湖を抜け、その先にある「道志みち」という道に入る。
道志みち。
最初のほうはフラットな道が続く。
山中湖までひたすら一本道。
道志みちは道志川という川の脇を走っているので、川沿いにはキャンプ場なども多い。
神奈川県から山梨県へと入る。
この日は3人でのライド。
ロードバイク2台(Raleigh & FELT)とTREKのクロスバイクという編成。
やがて登りが始まる。
登ったあとに下ってまた登る…といったポイントもあるが、全体的にはほぼ登り基調。
途中このようなつり橋や、
登山道の入口などもある。
木々に囲まれた自然溢れる道の中に、時折小さな集落が現れる。
平日に行ったこともあり、車はそれほど多くなく、ストレスは低め。
バイクでツーリングしている人たちが結構いた。
全体的に静かでのんびりした感じ。
道の駅などもある。
地図が南北逆になっているのでややわかりづらいが、この地図で言うと左から右上の山中湖に向かって走っている形となる。
のどかな集落などを抜けていくと、
最後の難関、山伏峠の登りが始まる。
ここは勾配も急で、しかもつづら折りではなくまっすぐの坂。
最後の1.3kmくらいがおそらく一番急で、平均斜度が9.5%くらい。
「ああ、坂の終わりが見えない…」というのはなかなか精神的にもキツかったりする。
しかしどうにか峠の頂上へ。
トンネルをくぐると、あとは山中湖まで5kmくらいひたすら下り。
下る途中にあったローソン(外にテーブルと椅子あり)で休憩したのち、ついに山中湖到着。
しかし…あいにくのこの天気。
目の前にドドーンとあるはずの富士山がどこにあるのかすらわからない状態。
湖の周りを一周できるようだったので走ってみた。
一周の距離は10kmくらい。
一部このようにサイクリングロードがあったりもするが、路面にひびが入っていたり、距離も短く、それほど走りやすいとは言えなかった。
富士山は見えないものの、これはこれで何か幻想的。
湖を一周した後は、再び道志みちを走って帰路へ。
帰りはほぼ下りだったので、行きの三分の一かそれよりも短い時間で津久井湖まで戻ることができた。
その後橋本を通って、帰宅。
この日の総走行距離。
走行時間。
平均時速。
道志みち、個人的にはかなり楽しめた。
景色もよく、車もそこまでは多くなく、一本道なので道順を気にすることなく何も考えずに走っていけるところもいい。
津久井湖に行くまでの道はあまり楽しくないけれど、今回富士山が見れなかったし機会があればまた走ってみたい。
この日のルート(動く地図):
Ride 06: 多摩湖自転車道 ~ 多摩湖一周サイクリング
日時: 2014年5月24日
ルート: 浜田山 ~ 多摩湖自転車道 ~ 多摩湖一周
距離: 片道約20km (多摩湖自転車道約10km、多摩湖の周り約10km)
道の楽しさ: B
<ルート雑感>
中央線武蔵境駅の北側にある「関前五丁目」という信号から、所沢の多摩湖まで「多摩湖自転車道」という道が続いている。
自転車道は非常によく整備されていて、緑も多くてとてもいい感じ。ただ散歩やジョギングをしていたり、駅までの移動ルートとして使用している人が多く、自由に走るにはやや窮屈さを感じるポイントも多い。
また所々車止めがあるので、その度に徐行する必要がある。スピードにこだわらず、ポダリング気分でのんびり走るには気持ちのよい道。
多摩湖にはその周りを一周できる道があるが、この道は路面状況がよくなく、湖もほとんど見えないので、やや期待はずれ。
所沢の西部ドームの横にある村山貯水池、通称「多摩湖」。
この湖まで続く約10kmほどのサイクリングロードがあるということを知り、走りにいってみた。
まずは家のある神奈川から京王線の浜田山駅まで自走し、そこで友人と合流。
そこから吉祥寺などを抜けながら北西方面に向かうと、「多摩湖自転車道」の入口がある。「関前五丁目」という信号が目印。
そこからはこのような道がまっすぐに続いている。
道はとてもきれいに整備されていて、両側には木々が生い茂っており、いい感じ。
へえーこんな場所があったのかと、小さく感動。緑に囲まれているために車の気配も感じず、隠されていた秘密の道を発見したような気分になる。
ただ数百メートルおきくらいにこのような車止めがあるため、定期的に徐行をしなくてはならない。道が走りやすいだけに少し残念。
またこの道を利用しているのはサイクリストだけでなく、このようにジョギングをしていたり、散歩をしていたりする人たちも多く、このように道が混雑する時も。
非常に気持ちのよい道なので、人気があるのも仕方がないか、という印象。
道からちょっと脇に入ったところにはカフェなどもあったりするので、途中で小休止などをしながら行くこともできる。
こんな風な道が、ひたすらまっすぐに10kmほど続いている。
都心にあって、これはなかなかのものではないだろうか。
ほどなくして多摩湖に到着。
多摩湖の周りにも一応サイクリングロードのような道があったので(途中途切れたりもする)一周走ってみた(一周約10km)。ただし道が狭い上に路面状況はよくなく、ア スファルトが割れていたりして、けっこうデコボコ。また湖の周りを走るといっても、湖は木々に囲まれていてほとんど見えるポイントがなかった。よって景色などはあまり楽しめない。
ただ多摩湖自転車は走れてよかった。純粋に自転車で走る道としては物足りなさはるものの、都心の喧騒に隠れるようにしてこのように長く整備されたサイクリングロードがあるという驚き、そして緑に包まれた道の美しさは行ってよかったと思えるものだった。
この日のルート(8.5km地点から始まる直線が「多摩湖自転車道」):
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Ride 05: 京都 ~ 琵琶湖一周サイクリング
日時: 2013年9月9日
ルート: 京都市内 ~ 琵琶湖~ 京都市内
距離: 215km(琵琶湖周辺だけだと約185km)
所要時間:約15時間(休憩含む)
道の楽しさ: A+
<ルート雑感>
京都市内から琵琶湖まではちょっとした小山を越えてゆく(約15kmの行程)のだが、結果的に全行程で最もアップダウンがきついのがこの京都から琵琶湖へと抜ける道となった。
琵琶湖に着いてからはフラット、フラット、フラット。湖の北側などにちょっとした登りはあったのものの、ほぼ全面フラットといってよく、サイクリングロードやそれに類似した走りやすい道が設置されているところが多いので、かなり走りやすかった。
湖西岸には車のプレッシャーを感じながら走らなくてはならないポイントがあったが、北側は景色が美しく、東側はちょっと感動してしまうくらい道が整備されていて、人気があるのも頷けるルートだった。
京都まで来たからにはやはりこの場所。
一周すると200km近くもある日本最大の湖。サイクリストにも人気のある場所らしい。現地の友人いわく、琵琶湖を自転車で一周することを「琵琶一(びわいち)」と言うのだとか。
ということでせっかくならこの「琵琶一」を達成してみたい、と挑戦してみることに。
朝5時に京都市内の友人宅を出発。
京都市内を走り抜け、
丘をふたつくらい越え、琵琶湖の大津港に到着。何気にこの市内から湖までの行程がまあまあきつかった。
大津から少し南下したところで近江大橋を渡り、琵琶湖の東岸へ。
琵琶湖を左手に見る形で走る。道はほぼ完全フラット。
しばらく北上すると、琵琶湖大橋という大きな橋が見えてくる。これより北は湖が広くなるせいか橋が一切かかっていないので、西側に渡るにはこれが最後のチャンスとなる。
しかし今回は琵琶湖一周が目的なので、橋は渡らずそのまま北上。
コンビニの入口に空気入れの貸し出しを伝える張り紙が。サイクリストが多いのだろうなあと感じる。
琵琶湖大橋を過ぎたところにあったコンビニで朝食。サイクリングコースになっているコンビニにはこうやって外にテーブルや椅子が設置されているところが多い気がする。
個人的にライドの最中にこうしたコンビニのテーブルでコーヒーを飲むのが至福の時。
朝食を取り、湖に沿ってさらに北上。
琵琶湖の東側の道は基本的にこんな感じで、車道からは独立した形で走り続けることができる。普段クルマにまみれる神奈川の道を走っている身としては「え、こんな快適でいいんですかー?」と言いたくなるくらい走りやすかった。
この日は天気も最高。サイクリングの喜びを十二分に堪能する日に。
湖畔にあったオシャレなカフェレストラン。
途中ちょっと湖から外れて森の中を通るポイントがあった。
コンビニにもバイクスタンドが。
たまにこうして湖岸からそれるときもあるものの、
大部分においてはこのように湖沿いを走ることができる。
やっぱり琵琶湖は広い。
この日は天気がよかったせいか対岸が見えた。
琵琶湖に着いてからすでに6時間ほど経過。
まだ東岸が終わらず、帰りは何時になるのやらと思い始め
多少ペースを上げつつ走り、
ようやく琵琶湖の東岸の終わりに到達。
琵琶湖の北岸側は「奥琵琶湖」と呼ばれ、琵琶湖の中でも一番美しい場所だと言われているらしい。
確かに綺麗。
北側はサイクリングロード的なものはなかったものの、それほど車は通らなかったのでのんびり景色を楽しみながら走ることができた。
いやー、琵琶湖はいい。
景色もそうだけど、道が走りやすいというのはサイクリストにとっては何よりの喜びなのだなと実感する。
琵琶湖の周辺はこのように休みながら湖を見れるスポットが
北岸が終わり西岸を走りはじめると、湖の中にこのような鳥居が出現。白髭神社、と言うらしい。
こういう風景に不意に出会えたりするのも、自転車旅の醍醐味だなと思う。
日本の風景は、やはりきれい。
琵琶湖も残すところあと4分の1くらい。太陽が沈み始め
午後7時過ぎ、琵琶湖スタート地点となった大津港に到着。
12時間くらいかかったけど、なんとか琵琶一達成!
このあと京都まで帰り、結果的に総距離約215km。一日に走った距離としてはロードバイクを買って以来最長となったものの、全体的に道が走りやすかったので快適に走りきることができた。
唯一難点を挙げるとすれば西側だが、東側と北側が文句のつけようがないくらい走りやすかったので、とにかくいいライドだったという印象。機会があればまた走りたい。
この日のルート:
(標高グラフを見ると琵琶湖がどれだけフラットか、よくわかると思います)
Ride 04: 京都市内 ~ 貴船神社 ~ 三千院 ~ 京都市内
日時: 2013年9月4日
ルート: 京都市内 ~ 貴船神社 ~ 三千院 ~ 京都市内
距離: 57km
道の楽しさ: A
<ルート雑感>
京都御所の西にある友人宅から賀茂川沿いに北上し、北の山の中にある貴船神社へ。そこから東に向かい三千院に行き、南下して再び京都の街へ。銀閣寺、南禅寺、祇園など、京都の街を見ながら走る。
賀茂川沿いは気持ちよく、街を出て北に走ると自然に囲まれた美しい景色。車もそれほど多くなく、貴船神社や三千院に至る道のりはとても気持ちがよかった。
街中に戻ると道路は車でせわしなく、自転車で走るにはそれほどよい道ではないが、名所に溢れる京都の街だけにそれを補って有り余る魅力がある。京都は自転車でまわるのにとてもよい場所だと感じた。
京都に着いた次の日は、サイクリストでもある友人に勧められた貴船神社~三千院のルートを走ってみることに。
京都の街中を流れる賀茂川。
川沿いをサイクリングロードが走っていたりするので、川に沿って北上する。
この日は天気もよく、絶好の自転車日和。
やがて街を抜け、しばし北に向けて走り、貴船神社へ。
確か一時間くらいで着いたかな?
自転車でさっとサイクリングするにはちょうどよい距離。
緑に包まれた、気持ちのよい山道。
貴船神社の前の道沿いは、川床料理屋などが立ち並んでいる。
みんな川の上で気持ちよさげに食事をしている。
緑が美しい。紅葉の時期はこの葉が真っ赤に染まるとのこと。
貴船神社、よかった。今まで京都で訪れた場所の中で一番好きかもしれない。
ここから少し来た道を引き返したのちに、東にある三千院に向かう。途中でちょっとした丘を越えたりするも、全体的にのどかな田舎道という感じだった。
三千院に到着し、その奥にある滝などを見たりしながらあたりを散策していたら、なにやら前方に雰囲気のある橋が。緑の中に赤い橋がぼんやりと浮かび上がり、どこか浮世離れしたような光景だった。
橋の先にはこのような小さな社が。
三千院。
三千院を出たあとは京都の街に向かって南下。
途中に寄ったファミリーマートのベンチでネコが昼寝していた。いつもここで寝ているのだろうか。
京都の街中にある下鴨神社。
以前ここで友人の神前結婚式に参加したことがあったので、懐かしかった。
しかし京都の街は雰囲気がいい。日が暮れたあともいい感じ。
たまたま立ち寄った花見小路。
こうして京都の街+貴船神社~三千院ライドは終了。自分の地元じゃない街に来て、自転車でまわるとはいいものだ。
この日のルート(再生ボタンを押すとルートをたどれます)
新幹線に自転車を乗せて京都へ
ロードバイクを買って一ヵ月半ほど経った2013年の9月、自転車を持って京都にいる友人を訪ねることに。
そこで自転車を袋に入れて新幹線に乗せるという、初めての輪行に挑戦。
まずは輪行袋を購入し、自転車を入れてみた。
まず自転車をさかさまにし、
前輪をはずす。
ぱすっ。
後輪はチェーンがあるので最初はてこずったけれど、ディレイラーをちょっと押すような感じでチェーンにたるみを作るとわりと簡単に取れた。
後輪をはずすときはほぼ間違いなくチェーンの油で手が汚れるので、軍手などしたほうがよいかも。
これで両輪がはずれた。
ここで登場するのが、輪行袋についてきたこのふたつの金具。
右側の金具を前輪をはずした場所につけ、左側の金具を後輪をはずした場所につける。
まずは前輪部分にこのように。フォークが歪んだりしないように、ということか。
後輪部分はこのように。
ここで輪行袋を広げる。どの袋にも書いてあるのかわからないが、買った袋にはこのようにサドルと後輪部分の金具を乗せる位置が記されていた。
その通りに乗せてみる。サドルの尻の部分と、後輪にはめた金具を設置させて立たせる、といった形。
外していた2つのタイヤをバンドでフレームに固定する。
するとこのような形に。
あとは肩かけ用のひもをつけて、袋を持ち上げ、
できあがり。両輪をはずしたとはいえ、やはりけっこう大きくはなる。
やり方はわかってしまえばシンプルなのだが、最初はちょっととまどった。YouTubeなどに収納を解説してくれている方たちがいて、そうした動画をかなり参考にさせてもらった。
最初なので30分くらいかかったが、慣れてしまえば10分くらいでできるのではないかと思う。
ともあれ、これで電車に自転車を乗せられることに。
~翌日~
電車を乗りついで新横浜まで行き、京都までの新幹線の切符を購入。
自転車があるんですが…といったところ、じゃあ車両の最後尾の席があいているのでそこにしますねと言ってくれた。
このような感じに。
新幹線の車両の一番後ろは連結部との間にちょっとしたスペースがあるため、大きな荷物も置くことができる。自転車もばっちり収納。
実際どうなることかと思ったけど、これで京都まで気を使うことなく行けると一安心。しかし混雑しているときなどはどうにも積めないこともあるような気がする。友人が輪行したときは、こうした場所が空いていなかったので自転車と一緒にずっと連結部に座っていたと言っていたから、そのときの運というのもありそうだ。
無事、京都に到着。
自転車と一緒にやってきた京都。なんだか新鮮で気持ちが盛り上がる。
駅の入口で自転車を組み立てる。
そして京都の街へ。
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