Ryi’s bike & run

神奈川近辺の走って楽しい自転車ルートを探索中

ISMサドルにトライ その2

 

今日もまたISMサドルを使って試走に行ってきました。

走行距離は35kmほどです。

前回の走行後に収集した情報を踏まえ、セッティングは前回よりもさらに後ろにしてみました。

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(限界近くまで後ろにスライド)


その結果、走っていて前回よりもしっくりきた感があり、

「あ、多分このあたりに乗るんだな」

というのがなんとなくわかった気がしました。イメージとしては二又の付け根あたりに座骨が乗る感じ。そうすると尿道周辺が二又の空洞とサドル先端の先に落ちて、ほぼサドルに設置しない状態となり、前立腺への負担は確かに相当少ない。まったくのゼロか、というとそこまでではなかったですが、普通のサドルが100だとしたら、それが30か20くらいにはなる、という感じでしょうか。座り方によってはさらに減らせるのかもしれません。

あと今回感じたのは、このサドルはトライアスリート用に作られただけあって、前傾姿勢になるほどポジションが安定するということです。


ただまだデメリットというか、気になる点はあります。

デメリット1 やはりケツが痛くなりやすい

これは前回同様で、前のほうに座ると座骨のあたりが二又の根本あたりに置かれることとなり、その部分がわりと固くて通常のサドルよりも痛くなりやすいと感じました。この点は慣れの問題もあるかもしれないので、もっと乗ってみることで変わってくるかもしれません。

デメリット2 先端が太いので股の内側が当たる

これはサドルを借りた自転車屋さんのスタッフが「自分には合わなかった」と言っていた理由と同じです。二又に分かれている構造上、ISMサドルは通常のサドルよりも先端が太く、よってペダリングの際に股の内側がこすれる感じがします。今回は35km程度なので痛みが発生するまではいきませんでしたが、多少脚の付け根あたりがジンジンする感じがあり、もっと乗ったらどうなるかな、と思いました。

これは普通のサドルに変えると明らかに違いを感じました。細身のサドルだと脚がスッスッっとなんら抵抗なく下りていく感じがあり、ペダリングは細身のサドルのほうが明らかにやりやすかったです(少なくとも現時点では)。ただスピードに影響が出るならタイムを競うトライアスリートに使われることもないはずなので、この点は克服できるのかもしれません(あるいは股の幅が広めの大柄な人にフィットするサドル、という可能性もある?)

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なんにせよ、2回目の試走で前よりはこのサドルに対する好感度が上がりました。ポジションをちゃんと決めれば、前立腺尿道あたりに対する負荷は明らかに減ることは実感しましたし、もっと乗り込んで可能性を探ってみたい、という気がします。

現状はこれで100km超えるようなロングライドに出るのはどうかなあ、という気はしますが、とりあえずサブとして持っておいて、ちょいちょい試してみるのはいいなという気分です。

ちょっとISM買ってもいいかな、という気にはなってきました。