Ryi’s bike & run

神奈川近辺の走って楽しい自転車ルートを探索中

Ride 09: 志賀高原ロングライド(2014)

日時: 2014年10月25日
ルート: 高天ヶ原 ~ 野沢温泉スキー場 ~ 高天ヶ原
距離: 約115km
道の楽しさ: A+

<ルート雑感>
長野県の志賀高原で開催された第一回「志賀高原ロングライド」。

標高1640mの地点(高天ヶ原)からスタートし、標高600mの野沢温泉スキー場まで下りて折り返しとなる。後半は前半のルートをひたすら登り返し、高天ヶ原まで戻ってゴール。

前半下り、後半登り、というわかりやすいルートで、後半はけっこうきつかったけれど、それだけに終わったときは達成感があった。また全行程で信号はひとつもなく、大自然の中をひたすら走れるというのも魅力。

第一回ということで参加人数はそれほど多くなかったが、ボランティアスタッフの方々も皆親切で、エイドでは現地の特産物なども食べることができ、ポイントによっては見事な紅葉も楽しめる素敵なイベントだった。


 

高原を走る、という趣旨に引かれて申し込んだ「志賀高原ロングライド」。
第一回ということで情報が少なく、コース図を見るとなかなか登りがきつそう。
スタートは早朝だったので、前日に現地入りして受付をすることに。

f:id:ryisnow:20160109014533j:plain

スタート地点となる志賀高原の高天ヶ原。周辺にはスキー場とホテルが集まっており、その中のホテルのひとつが受付会場となっていた。
現地に着くと、すでに自転車を積んだ車がたくさん集まっていた。

f:id:ryisnow:20160109014955j:plain

f:id:ryisnow:20160109015139j:plain

一緒に行った友人と共にそれぞれの自転車を組み立て、辺りを少し試走。
標高が高いのでやはり寒い。

f:id:ryisnow:20160109015216j:plain

スタート地点。

f:id:ryisnow:20160109015417j:plain

前日説明会に参加。

コース説明や、その他の注意事項などを聞く。今回が初開催なので、スタッフの方もまだ手探りな印象。でも皆さん親切で一生懸命で、成功させてこのイベントを根付かせようという気持ちが感じられた。
ストライダーとして来られていたイナーメ山形の選手と中畑清監督によるトークや、じゃんけん大会などもあった。監督の話が面白く、終始なごやかな雰囲気。


f:id:ryisnow:20160109015634j:plain

翌日の朝5時半に再び会場入り。スタートは朝の6時から。
自転車のセッティングなどをしていたら出走時間となり、あわててスタートラインに向かい、用意していた補給食をまるごと忘れるという、なかなかの出だし。


f:id:ryisnow:20160109015815j:plain

参加者は見たところ200~250名くらい(?)。
初開催ということもあり、知名度はまだまだといったところなのかもしれない。
やる気満々のガチガチの装備の人もいれば、クロスバイクやマウンテンバイクで参加している人もいた。

コースは
「長坂フォンド(115km)」
「上ノ平フォンド(85km)」
「カヤの平フォンド(50km)」
の3種類が用意されており、自分は長坂フォンドに参加。


f:id:ryisnow:20160109015906j:plain

スタート地点の標高は約1600m。気温が0度まで下がることもあると言われていたが、この日は天気にも恵まれ、そこまでは下がらなかった(とはいえ寒いことに変わりはない)。

f:id:ryisnow:20160109020025j:plain

f:id:ryisnow:20160109020044j:plain

空が白んでくる中、西の方角に雪をまとった山脈が見えて幻想的だった。


f:id:ryisnow:20160109020154j:plain

6時になり、いよいよスタート!

f:id:ryisnow:20160109020236j:plain

f:id:ryisnow:20160109020256j:plain

コースの前半は下り基調。
この日のために防寒ウェアを揃えておいたが、それでも走り出してスピードが出ると一気に寒くなり、指先と足先の感覚がなくなりそうになった。


f:id:ryisnow:20160109020427j:plain

ちょいちょいっと抜いたり、抜かれたりしながら進んでいく。

スタート地点周辺は冬景色。
標高が下がるにつれて秋に戻っていった。



f:id:ryisnow:20160109020517j:plain

「カヤの平高原キャンプ場」にある最初のエイドステーションに到着。

ここで約24km。
気温も少しずつ上がり始め、身体が少しずつあったまってくる。


f:id:ryisnow:20160109020757j:plain

f:id:ryisnow:20160109020939j:plain

f:id:ryisnow:20160109020819j:plain

りんごがとても美味しかった。

f:id:ryisnow:20160109021020j:plain

補給を終え、出発。
気温は低いが空は真っ青に晴れ渡り、澄みきった空気が心地いい。

f:id:ryisnow:20160109021137j:plain

山沿いの道を走っていく。いい眺め。

スタート地点と折り返し地点を除けばコース全体的に人家の気配はなく、本当に自然の中を走るといった感じ。
115キロの行程で信号はひとつもなしという贅沢コース


f:id:ryisnow:20160109021309j:plain

f:id:ryisnow:20160109021330j:plain

43km地点にある第2エイドステーション。
野沢菜やまんじゅうなどをいただいた。

f:id:ryisnow:20160109021949j:plain
この第2エイドから折り返し地点となる野沢温泉スキー場までのポイントが、一番勾配の急な坂となり、この区間だけはグループに分かれ、先導者がついての集団走行となった。

自分のペースで走れないのはやや残念だったが、走ってみるとカーブが結構急で、数は少ないが対向車なども来ることがあるので、慣れない走者などがカーブでふくらんだりする危険を抑えるためには仕方ない措置かなと思った。第一回ということもあり、とにかく安全に気を使っている印象。先導はゲストライダーとして参加されていたイナーメ山形の選手が行ってくれた。

f:id:ryisnow:20160109022729j:plain

折り返し地点となる野沢温泉スキー場に到着。
1000mくらい下ってきたので、スタート地点に比べると大分暖かい。

ここからゴールまで下りてきた道を登りなおすので、これからが本番といった感じ。


f:id:ryisnow:20160109022919j:plain

補給やトイレ休憩をして、10時前に出発。


f:id:ryisnow:20160109023027j:plain

本格的な登りの始まり。

先頭集団はものすごい勢いで登っていったが、自分は後ろからえっちらおっちら。



f:id:ryisnow:20160109023052j:plain

f:id:ryisnow:20160109023139j:plain

f:id:ryisnow:20160109023203j:plain

このあたりは紅葉していて見事な秋景色。


f:id:ryisnow:20160109023302j:plain

路面状況は最高で、デコボコもほとんどなく、本当に走りやすかった。スタッフや町の方が、みんなでコースの落ち葉などを掃除してくれたのだとか。
これだけの長さのコースを掃除するのだから、大変だったに違いない。

f:id:ryisnow:20160109023344j:plain

f:id:ryisnow:20160109023420j:plain

f:id:ryisnow:20160109023436j:plain

f:id:ryisnow:20160109023524j:plain
68km地点にある第3エイドに到着。

f:id:ryisnow:20160109023635j:plain

f:id:ryisnow:20160109023705j:plain

芝生に座っておやきをいただく。野沢菜が美味しい。

f:id:ryisnow:20160109023802j:plain

こんな風に乗りながら写真バシバシ撮ってる出場者は…自分だけだったかも(笑)

f:id:ryisnow:20160109023854j:plain

f:id:ryisnow:20160109024043j:plain

紅葉のグラデーションが見事。

f:id:ryisnow:20160109024119j:plain

90km地点にある最後のエイドステーションに到着。
ゴールまであと少し。

f:id:ryisnow:20160109024224j:plain

午後2時過ぎにゴール!

f:id:ryisnow:20160109024401j:plain

ゴール後にいただいたきのこ汁。
これがとにかく美味しかった。

思っていたよりタフなコースだったけれど、天気も景色も最高で楽しかった。

f:id:ryisnow:20160109024559j:plain

平均時速。
獲得標高は2200mくらい。

f:id:ryisnow:20160109024653j:plain

最高時速。

f:id:ryisnow:20160109024726j:plain

走行時間(エイドステーションなどでの休憩時間をのぞく)。

6時スタートで14時ゴールだから、相当な時間エイドステーションなどで休憩していることになる。特産物食べてのんびりしすぎたかな?


f:id:ryisnow:20160109024827j:plain
志賀高原のマスコットキャラクターの「おこみん」が来ていた。
おこみんは、けっこう可愛い。


f:id:ryisnow:20160109024855j:plain

いいイベントでした。


(ちなみにこの翌年は参加者から「寒すぎる」との意見がよせられたこともあり、9月上旬の開催となりました)